サービスは企画
開発
分析
を継続的に行うことで成長します。エンジニアという言葉から開発のみにフォーカスして考えることが多いかもしれませんが、より良いサービスを作るためには全体を俯瞰して力は必要になります。
SESでは実際に開発のみを行うところも多く、開発したものがユーザーに利用されないプロダクトが多くあります。 そのほとんどが、企画チームと開発チームが分断され、さらに分析結果をUI/UXに反映させられないことが大きな原因です。
自分がどんな立ち位置にいたとしても、ユーザーファーストでありサービス全体を見るように心がけてください。
シード期のベンチャーや、プロダクト開発に慣れていない企業は、事実
と仮説
を混同して扱ってしまうことが多くあります。
サービス開発は事実
をもとにベースを作り、仮説
をもとに新機能を作ります。事実と仮説が明確に分離できていない場合、ユーザーにとって不要な機能を多く作ってしまう原因となります。
サービスを開発する際、特にチームメンバーと議論する際には、事実と仮説を明確に分けて説明するよう心がけてください。
以下では、企画
開発
分析
がそれぞれどのようなことを役割を担うかを説明します。
企画の役割を一言で言うならば、 事実と仮説を組み合わせ、新たな価値を作り出す計画を立てる ことです。 企画はこれから行うビジネス価値を予測する重要な作業です。
市場を分析し、市場のユーザーへのアプローチを考える人をマーケッターと呼びます。 プロダクトを分析し、プロダクト内のユーザーへのアプローチを考える人をディレクターと呼びます。 同じようにユーザーに目を向けていますが、それぞれ領域が違います。
開発の役割を一言で言うならば、 計画を実現させるプロダクトを作る ことです。 開発で作るプロダクトのほとんどはユーザーが行う作業の効率化になると思います。
分析の役割を一言で言うならば、 事実と仮説の解離を確認する ことです。
計画を実行した結果からずれを確認します。ここで初めて、仮説
だったことが事実かどうかわかります。
この事実から新たな仮説が生まれ、新たな企画として繋がっていきます。
- ヒアリング
- 要件定義
- 設計