「Reactって難しい」? でも React の基本概念はきわめてシンプル。ちゃんと手順を踏んでそれらの概念を把握しながら学べば、初学者でも理解は難しくありません。新人と中堅のふたりの女性エンジニアによる対話体で話が進むため、頭に入りやすく、引っかかりやすいポイントや初学者が抱きがちな疑問も丁寧にフォロー。
さらに TypeScript を始めとする、今どきのイケてる React エンジニアたちが現場で採用している技術を惜しみなく、実際に使いながら説明していきます。
本書は技術書典5にて初版が頒布され、その後 BOOTH で販売されたものを加えると上下合通算で約1,000部を売り上げた、React の本格的な入門書『りあクト! TypeScriptで始めるつらくないReact開発』の小改定版です。
初版との差分は、初版は React や TypeScript、各種周辺ライブラリが2018年10月時点での最新バージョンだったものを、2019年2月時点の最新版に置き換えたものになっていることです。あとは誤字や誤記の修正、まえがき・あとがきの加筆修正のみに留めています。
なお、2019年2月の時点での React 最新版16.8系には Hooks の機能が盛り込まれていますが、この小改定版ではそれについての説明はありません。そちらについては2019年4月14日に開催される技術書典6にて頒布される『りあクト! TypeScriptで始めるつらくないReact開発 第2版』に盛り込む予定です。
電子書籍版のサンプルです。「2-3 アロー関数」までの 43 ページが収録されています。
- 『りあクト! TypeScript で始めるつらくない React 開発』サンプル (PDF 形式 415KB)
1-1. プロローグ
1-2. 環境構築
1-3. Hello, World!
1-4. Yarn コマンド
2-1. ECMAScript
2-2. 変数の宣言
2-3. アロー関数
2-4. クラス構文
2-5. 便利なオブジェクトリテラル
2-6. 非同期処理を扱う
3-1. 関数型プログラミングは何がうれしい?
3-2. コレクションの反復処理
3-3. 関数型プログラミングの概要
3-4. 高階関数
3-5. カリー化と関数の部分適用
4-1. TypeScript は今やメジャー言語
4-2. 型のバリエーション
4-3. 配列とオブジェクト
4-4. 関数の型定義
4-5. コンパイル設定
4-6. モジュールの型定義
5-1. JSX とは何か
5-2. JSX の文法
6-1. TSLint
6-2. Prettier
6-3. 組み合わせとカスタマイズ
7-1. React の基本思想
7-2. 受け渡される Props
7-3. 内部の状態を規定する Local State
7-4. コンポーネントのライフサイクル
7-5. 関数コンポーネント
8-1. Presentational Component と Container Component
8-2. Recompose の紹介
8-3. Recompose の使い方
9-1. SPA のルーティング
9-2. React Router にまつわるあれこれ
9-3. React Router の使い方
10-1. Flux アーキテクチャ
10-2. Redux の登場
10-3. Redux の使い方
10-4. Flux Standard Action
10-5. Redux DevTools