自作のVRアプリに簡単に仮想カメラを配置し、OBS Studio および VaNiiMenu と連動することで、ZoomやTeamsなどオンラインミーティングアプリに、VR空間から参加するための機能を提供します。
仮想カメラ機能を利用することでデスクトップ画面(およびミーティングアプリのカメラ映像)には、第三者視点のカメラをスイッチングして表示することができます。
また、FirstPesonViewそのままでは、頭部の追随による画面ブレが激しいため、それを低減するスタビライザとしても利用できます。
本パッケージが提供する機能は、仮想カメラの配置とキーボード操作によるカメラ切り替え機能のみで、オンラインミーティングに参加するには、別ソフトウェアである OBS Studio および VaNiiMenu と連携することを想定して作成されています。
- Unity 2019.2.x
- Windows Standalone
- SteamVR 推奨
- 本パッケージ自体はWindows上でSteamVR以外でも動作しますが、連動して利用するVaNiiMenu がSteamVRのオーバーレイ機能を利用しています。
- このリポジトリをCloneして、Unity Editorで開いてください。
- 以下のシーンを実行してください。
Assets/EasyVRStudio/Scenes/EasyVRStudioOculusExample.scene
- 実行中にF1-F6 のキーを押すと仮想カメラが切り替わります。(デスクトップアプリの画面を確認してください)
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Releaseから最新のUnityPackage をダウンロードしてください。
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Package を自作VRアプリに組み込み、シーンに
Assets/EasyVRStudio/Prefabs/EasyVRStudio.prefab
を配置してください。
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EasyVRStudio > [Camera For Display]コンポーネントのInspectorに、VR Controllsという項目があります。 ここに、頭部・右手・左手のTransformを関連付けてください。
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この状態で実行Playすると、F1-F6 のキーを押すと仮想カメラが切り替わります。 (デスクトップアプリの画面を確認してください)
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仮想カメラの設定は
で定義されています。このファイルを変更することで 仮想カメラの位置やトリガーキーを切り替えることができます。
new DisplayCamera( name: "vCenter", //カメラ名称(任意) parent: CameraParent.HEAD, //親オブジェクト(CameraParent.HEAD/CameraParent.HAND_L/CameraParent.HAND_R) position: Vector3.zero, //親オブジェクトからのローカル座標 eulerAngles: new Vector3(10f,0,0),//親オブジェクトからのローカルオイラー角 keyCode: KeyCode.F1 //切り替えキー ),
初期設定では以下の仮想カメラが切り替え可能となっています。
キー操作 | 仮想カメラ |
---|---|
F1 | FirstPersonView ブレ補正付き |
F2 | 対面View |
F3 | 天井からの見降ろしView(手元の作業を見せたい場合を想定) |
F4 | 右コントローラに追随するハンドカメラ風 |
F5 | 左コントローラに追随するハンドカメラ風 |
F6 | 機能無効/パススルー(FirstPersonViewそのまま) |
オンラインミーティングに参加するには、他のThirdParty アプリとの連動が必要です。
- OBS StudioおよびOBS-VirtualCam を利用することで、特定のウインドウをミーティングアプリのカメラ映像入力として利用することができます。
VaNiiMenuを利用することで自作VRアプリ空間上にデスクトップ画面を表示することができます。
また、デスクトップ画面を表示しながらファンクションキーを送信する機能があります。
この機能を利用することで
- VR空間上でEasyVRStudioのカメラ視点の切り替え
- 切り替え状態のモニタリング
- オンラインミーティングアプリの画面表示
を行うことができます。
通常の1人称視点のVRアプリでは、頭部など、手(コントローラ)以外の部分のアバターは作成していない事もあると思います。
このパッケージでは簡易的な頭部しか提供していませんので、 オリジナルのアバターを利用する場合は VRMとFinalIKを組み合わせるなどしてご自身で用意してください。
このリポジトリには以下のライブラリが含まれています。
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