久しぶりのコミケ復活です。なぜオリンピックは中止にならなかったのか。 あまりにも久しぶりなので、原稿の書き方もreviewのシステムも完全に忘れている感じがします。 まえがきすら全然進まねえ。ヤバイなこれ本当に間に合うのか・・・?
さて、今回の本は宇宙から住所を消す本です。 住所というのは、ご存知の通り、人間が住んでいる場所を表す文字列です。 この文字列は、非常に 便利1 で、覚えることが容易で、変更されることは極々稀で、 地図上に探すことができ、荷物を着払いで送ったり、出前を送りつけたりすることが可能です。 クソですね。
もはや21世紀にこのようなものを残してはならぬと、この悪魔的な概念は今すぐ滅ぼさねばならぬと、 そしてそれはコンピュータとそれを操るプログラマにしかできない事業であると、強く確信したのであります。 本書では、住所が如何に危険で有害であるかを示し、利便性2を損なわない住所閲覧権限委譲システムを構築することで、 住所を知る必要がない 世界が実現可能なことを証明します。