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本サンプルはnRF9160でnRF Connect SDKでプログラムを作成した際にシリアルポート(UART)経由でアプリケーションの更新(以降、シリアルアップデートと記載)が行えるように構成する方法の提示と、シリアルアップデート可能なアプリケーションを作成する際のテンプレートとして使用していただくことを想定しています。
本サンプルは以下の2部構成となっています。
- シリアルアップデートを有効にしたブートローダー
- シリアルアップデートに対応したLED明滅アプリケーション
本サンプルをテンプレートとして作成したアプリケーションはJ-Link等のデバッガを使用せずにアプリケーションの更新が可能となります。
ボード名 | 説明 |
---|---|
SCM-LTEM1NRF | さくらのモノプラットフォーム開発キット DIP型LTEモジュール基板 |
本サンプルではnRF9160のSDKであるnRF Connect SDKのv2.3.0を使用しています。
ビルド環境のインストール、ソースコードの取得、ビルド方法については[Getting Started](Getting Started)を参照してください。
PCからイメージをターゲットボードに送るためにMCUmgrを使用します。
MCUmgrのページの手順に従い、Go言語のビルド環境のインストールとmcumgrのビルド&インストールを行います。
mcumgrの接続定義を作成します
※com1
という定義名でターゲットボードと接続しているシリアルポートがCOM1の場合
mcumgr conn add com1 type="serial" connstring="dev=COM1,baud=115200,mtu=512"
シリアルアップデートを受け付けるMCUbootモードで起動するためモードピンとGND
を接続した状態で電源を入れます。
MCUbootモードで起動するとインジゲーターLEDが点灯します。
起動が確認できたらモードピンとGND
の接続を外します。
ボード | モード端子 | インジゲーターLED |
---|---|---|
SCM-LTEM1NRF | PIN20(WAKE_IN) | LED A |
本サンプルのプロジェクトのトップフォルダに移動したのち、mcumgr image uploadコマンドでアプリケーションのイメージファイル(app_update.bin)を送ります
※サンプルプログラムのフルパスが/path/to/nrf9160_sample_serial_updatable
だった場合
cd /path/to/nrf9160_sample_serial_updatable
mcumgr -c com1 image upload build/zephyr/app_update.bin
100.79 KiB / 133.77 KiB [=================================================>----------------] 75.34% 1.12 KiB/s 00m29s
アップロードが完了したら電源を再投入するかmcumgr resetコマンドでソフトウェアリセットをかけます
mcumgr -c comX reset